裁判(第1回口頭弁論期日)についてのご報告

  平成24年6月4日(月)午後2時から,東京地方裁判所の103号法廷において,悠香,フェニックス,片山化学工業研究所に対する損害賠償請求事件の裁判(第1回口頭弁論期日)が行われましたので,裁判のご報告をいたします。

1 出席者について

原告側     原告36名 原告代理人(東京弁護団)26名
被告側     悠香        欠席
          フェニックス    代理人弁護士が出席
          片山化学工業研究所 代理人弁護士が出席

2 裁判の内容について

(1)訴状の陳述
  原告ら代理人である宮城弁護士が訴状の要旨を陳述しました。

(2)原告2名による意見陳述
  原告2名が,茶のしずく石鹸を使用したことによって小麦アレルギーを発症した経緯,アレルギー症状(アナフィラキシーショック)を起こしたときの状況や被害の実態,悠香らの事業者が早期に被害拡大を防止するための措置を講じて欲しかったこと,小麦が含まれる食品を食べることができなくなった苦しみ,生活状況が大きく変化してしまったこと,悠香ら事業者の不誠実な対応,現在の心境などについて,それぞれ約10分ずつ意見を述べました。

(3)被告らの答弁書の陳述
  悠香,フェニックス,片山化学工業研究所は,いずれも,「原告らの請求を棄却する。」との答弁を行いました(悠香は欠席でしたが事前に提出した答弁書によって答弁したものとされます)。すなわち,悠香らは,自らに法的な責任はないと考えるので,裁判所に対し,原告らの請求をしりぞけて欲しいという意思を表明したものです。

  また,フェニックスと片山化学工業研究所は,原告らの主張,すなわち,①茶のしずく石鹸は製造物責任法上の欠陥商品であること,②茶のしずく石鹸により小麦アレルギーという健康被害が発症したこと,③原告の損害は1000万円ないし1500万円であるということについて,すべて争う姿勢を示しています。

  悠香は,答弁書において,原告らの主張に対する答弁を行っていません。裁判所から7月13日までに実質的な答弁をするよう指示されました。

(4)今後の裁判の日程について
  裁判長は,「本件裁判は計画的に進行させたい。」という考えを示されました。これは,裁判がいたずらに長期化してしまわないように計画的に進めたいということです。今後の裁判の日程が次のとおり定められました。

      第2回口頭弁論期日 平成24年 9月10日(月)午前11時~
          進行協議期日 平成24年10月 2日(火)午後11時~
      第3回口頭弁論期日 平成24年11月12日(月)午前11時~
      第4回口頭弁論期日 平成25年 1月21日(月)午前11時~

  口頭弁論期日はいずれも東京地方裁判所103号法廷で行われる予定です。進行協議期日とは,裁判所,原告,被告らで裁判手続をどのように進行していくかを協議する手続ですが,場所は未定です。

(5)原告側の今後の準備について
  今後,原告側は,フェニックス,片山化学工業,悠香の主張に対して反論を行います。こちらの主張は既に訴状において詳細に主張していますが,被告らの答弁書に記載されている反論や求釈明を受け,8月6日ころまでにポイントを絞ってさらに再反論することを予定しています。

3 裁判の説明会の実施

 裁判終了後,千代田区立日比谷図書文化館4階において,裁判の説明会を開催し,多くの原告の皆様にご参加いただきました。今後も裁判終了後には,毎回説明会を開催する予定です。

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